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3KJにお乗りのAさんより電話がありました。
Aさん「走っている途中エンジンが止まってしまい、その後かけてもすぐ止まります。」
JOG工場「ガソリンは入っていますか?」
Aさん「入ってます。」
JOG工場「オイルは切らしていないですか?」
Aさん「ランプは少し前から点いていたんですが、入れよう、入れようと思って、まだ入れてません。」
こういうことって結構多いんです。
オイル警告灯が点いたばかりは、すぐに入れようと思うのですが、
すぐに入れないと警告ランプを見慣れてしまうんです。
今回の話はまだ続きがあります。
なんとAさんはオートルーブを持っていました。
オイルを入れようと思い買って来たそうです。
焼き付いたエンジンは、もちろん修理しないといけませんが、
なんとか応急処置で自宅までたどり着く必要があります。
本来であれば、オイルタンクにオイルを補充したあと、
オイルポンプのエア抜きをするのですが、工具も持っていませんでしたので、
次のようにアドバイスしました。
JOG工場「エンジンはかかるんですね?」
Aさん「かかってすぐ止まります」
JOG工場「ガソリンのキャップを開けて下さい。タンクにガソリンはどれくらい
残っていますか?」
Aさん「ほとんど上近くまであります。」
JOG工場「オイルを上まで入れてキャップをしてから、ブレーキを握り前後に
バイクをゆすって下さい。エンジンをかけて、すぐ止まってもいいですから、
止まったらかけるを繰り返して下さい。」
いわゆる混合ガソリンです。
最初のうちはすぐに止まりますが、繰り返しているうちに、止まるまでの時間が
少しづつ長くなります。
やがてエンジンが止まらなくなったら、Aさんはゆっくり走って家まで帰りました。
ちなみにAさんの3KJは、シリンダーとピストンの交換をしました。
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